開催期間:2019年9月20日〜11月30日
設置・展示場所:真鶴町内
参加アーティスト:こちらから ≫
主催:真鶴町・石の彫刻祭 実行委員会
お問い合わせ:真鶴町政策課戦略推進係
Tel:0465-68-1131(代)
多和圭三
KEIZO TAWA
ポートレート写真 ©︎ 山本糾
1952年愛媛県大三島生まれの彫刻家。もともと木や石といった自然物へ手を加えることに抵抗のあった多和は、精錬され、いわゆる人工物である鉄ならば、素材として対等に向き合い、何かをともに導き出せるのではないかと考え、以後40年以上鉄を主材とし制作を続ける。長きに渡る鉄とのやり取りの中で、素材に対する関わり方が円熟し、2008年頃からは木や石(大谷石)を用いた作品も度々発表するようになる。
多和の作品は、素材との対話によって素材とともにつくり出される。それは鉄でも木でも石でも同じで、素材の声に耳を傾け、ほんの少し手を加えることで、単なる「物質」から個を持った「もの」へと変容させる。
今回の「真鶴町・石の彫刻祭」では、野外展ということもあり、素材である小松石との対話はもちろん、その土地(自然)との対話も重ねながら、サイト・スペシフィックな作品制作に挑む。
経歴
1952年 | 愛媛県大三島生まれ |
---|---|
1978年 | 日本大学芸術学部美術学科彫刻専攻卒業 |
1980年 | 日本大学芸術学部芸術研究所修了 |
2009年~ | 多摩美術大学彫刻科教授 |
個展
1981年 | 真木画廊/東京 |
---|---|
1984年 | ときわ画廊/東京('87, '91) |
1987年 | 田村画廊/東京 |
1988年 | アトリウム/東京 |
1989年 | ギャラリー現/東京('92, '96) |
1991年 | ヒノギャラリー/東京('92, '94, '95, '96, '97, '99, '03, '06, '08, '10, '13, '15, '17) |
2000年 | かわさきIBM市民文化ギャラリー |
2001年 | ギャラリーマキ/東京 |
2002年 | ヨコハマポートサイドギャラリー/横浜 |
2010-11年 | 「鉄を叩く ― 多和圭三展」 足利市立美術館/栃木、町立久万美術館/愛媛、目黒区美術館/東京 |
2014年 | 古美術長野/東京 |
2016年 | ギャラリータケイ/静岡 |
2019年 | ヒノギャラリー/東京 |
グループ展
1975年 | 「グループ・バキューム」 真木画廊/東京('76, '77) |
---|---|
1978年 | 「所沢野外展」 所沢航空記念公園/埼玉('80, '81, '82, '83, '84) 「グループ展」 洋協ホール/東京 |
1979年 | 「机上の現場展」 サトウ画廊/東京 |
1982年 | 「平行芸術展」 東京小原流会館/東京 |
1984年 | 「同時代性の発話展」 埼玉県近代美術館/埼玉 「ひとりあるきの箱展」 神奈川県立県民ホールギャラリー/神奈川 「現在位置展」 横浜市民ギャラリー/神奈川 |
1986年 | 「田中泯 舞踏+景観装置」 世田谷美術館/東京 「PROTEAN」 練馬区立美術館/東京 「万象の変様」 埼玉県立近代美術館/埼玉 |
1987年 | 「<空間を造形しよう>展 わたしのミニミニ美術館」 練馬区立美術館/東京 |
1988年 | 「響層・湘南展」 藤沢市民ギャラリー/神奈川 |
1990年 | 「DRAWING [形成] 展」 アルファヒルズギャラリー・山梨/山梨 |
1992年 | 「TEMPUS VICTIM 生きられた80年代」 エスパスOHARA/東京 |
1993年 | 「<かたまり彫刻>とは何か展」 エスパスOHARA/東京 |
1994年 | 「21世紀・的・空間」 セゾン美術館/東京 「第3回STEEL Art展」 新日本製鉄本社ビル/東京 |
1995年 | 「<やわらかく重く>現代日本美術の場と空間 埼玉県立近代美術館/埼玉, ライフギャラリー/オハイオ州 (〜'96) |
1996年 | 「アーティストと考えるサバイバル・ツール」
佐倉市立美術館/千葉 「手の復権 道具と美術」 神奈川県立近代美術館/神奈川 「サントリー美術館大賞特別展'96 挑むかたち」 サントリー美術館/東京 |
1997年 | 「ASIAN ART BIENNALE BANGULADESH 1997」/バングラディシュ 「'97 TAEGU ASIA ARTS EXHIBITION」/韓国 |
1998年 | 「現代美術というジャンル」 佐倉市立美術館/千葉 |
1999年 | 「NICAF 第6回国際コンテンポラリーアートフェスティバル」 東京国際フォーラム/東京 |
2000年 | 「喜展(金重有邦氏)との二人展」 工房IKUKO/岡山 「シリーズ ART in Tokyo No.12 崇高と労働」 板橋区立美術館/東京 「震災・記憶・芸術 その日に ― 5年, 77年後」 川崎岡本太郎美術館/神奈川 |
2002年 | 「タカシマヤ美術賞展」 高島屋/東京・横浜・大阪・京都 |
2004年 | 「第33回中原悌二郎賞 ―彫刻家の素描展―」 中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館/北海道 「日本大学芸術学部合同教職員作品展」 日本大学芸術学部所沢校舎/埼玉 |
2005年 | 「アルス・ノーヴァ ― 現代美術と工芸のはざまに」
東京都現代美術館/東京 「アジアの潜在力 ―海と島が育んだ美術展―」 愛知県美術館/愛知 |
2006年 | 「日本大学芸術学部美術学科・彫刻コース教職員展」 日本大学芸術学部所沢校舎彫刻アトリエ/埼玉 ('07) |
2007年 | 「平成17−18年度文化庁買上優秀美術作品披露展」
芸術院会館/東京 「3人展 多和 圭三/ビル・ウォルフ/橋本 真之」 ギャラリー坂巻/東京 「プライマリー・フィールド 美術の現在 ― 七つの場との対話」 神奈川県立近代美術館・葉山 |
2008年 | 「魂の表面 ― Spiritual Surface」
銀座松屋デザインギャラリー1953/東京
「所沢ビエンナーレ・プレ美術展 引込線」 西武鉄道旧所沢車両工場/埼玉 「柳瀬荘アート・教育プロジェクト 日本大学芸術学部美術科彫刻コース教職員展」 柳瀬荘/埼玉 |
2011年 | 「堀内正和へのオマージュ展」 ギャラリーTOM/東京 |
2012年 | 「鉄と人 鈴木久雄・多和圭三展 彫刻の領域2」 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー/北海道 「鈴木久雄・多和圭三 彫刻展」 ギャラリーシーズ/北海道 「方法の発露」 ギャラリー緑隣館/埼玉 |
2012-13年 | 「全民大恋鋼」 高雄国際鋼彫芸術節/台湾・高雄 |
2014-15年 | 「スサノヲの到来 − いのち いかり いのり」 足利市立美術館/栃木、DIC川村記念美術館/千葉、北海道立函館美術館/北海道、山寺芭蕉記念館/山形、松濤美術館/東京 |
2015年 | 「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」 ARTZONE/京都 「sculpture」 HAGIWARA PROJECTS/東京 |
2016年 | 「GRAVITAS」 hino gallery/東京 |
2018年 | 「ここから2 障害・感覚・共生を考える8日間」 国立新美術館/東京 「第2回 洋協 春の祭典!特別展」銀座洋協ホール/東京 |
2019年 | 「目黒区美術館コレクション展《コレクションの<現在>-絵画・彫刻・版画 》」 目黒区美術館/東京 「空間に線を引く-彫刻とデッサン展」平塚市美術館/神奈川, 足利市立美術館/栃木, 碧南市藤井達吉現代美術館/愛知, 町立久万美術館/愛媛 |
受賞
1995年 | 第5回公益信託タカシマヤ文化基金新鋭作家奨励賞受賞 |
---|---|
2003年 | 第33回中原悌二郎賞優秀賞受賞 |
2007年 | 文化庁買上優秀美術作品 |
パブリック・コレクション/野外設置作品
愛知県美術館
青森県三戸町役場
足利市立美術館
神奈川県立近代美術館
町立久万美術館
東京国立近代美術館
中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館
文化庁
目黒区美術館
瀧野川女子学園創立30周年記念作品
堀内正和氏伊豆多賀別荘設置作品
三田綱町パークマンション設置作品
空外記念館(島根・隆法寺)看板
愛知県美術館
青森県三戸町役場
足利市立美術館
神奈川県立近代美術館
町立久万美術館
東京国立近代美術館
中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館
文化庁
目黒区美術館
瀧野川女子学園創立30周年記念作品
堀内正和氏伊豆多賀別荘設置作品
三田綱町パークマンション設置作品
空外記念館(島根・隆法寺)看板
最新情報
最新情報については、Twitterもしくは以下のメールマガジンで配信しています。