石に出会い、石に惚れる
神奈川県西部にある小さな半島、真鶴半島。小田原や箱根、熱海といった有名観光地の中心に位置するものの知名度はあまり高くありません。しかし、ここ真鶴は、知る人ぞ知る「小松石」という希少な石の産地として知られています。
大昔、箱根火山が活発だったころに噴出した溶岩が海水で冷却され、長い年月を経て強固で独特な、日本を代表するブランド石となったのです。古くは江戸城本丸の石垣、羽田空港や多くの港湾建造物、天皇家や美空ひばりさんの墓石などにも使われています。
1963年、真鶴を舞台に「世界近代彫刻シンポジウム」が開催されました。世界各国から12名の彫刻家が参加し、小松石を素材に彫刻作品を作り上げたのです。本彫刻祭は、この彫刻シンポジウムにあらためて光をあて、「石を愛でる」をコンセプトに開催するものです。
