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長谷川さち

SACHI HASEGAWA

ポートレート写真 ©︎ 山本糾

1982年兵庫県生まれの石彫家。学生時代より石を主材とし制作を続ける。

長谷川の作品は、その表面に残される自身の手で彫られた無数の鑿跡が特徴的で、そこからは制作に捧げる膨大な時間と石との密な関わりを感じ取ることができる。常に明確なモチーフや展示の場に合わせたテーマを設定し制作に挑むが、作品となって現れるかたちは必ずしもそれらを想起させるものではなく、むしろ作家自身も初めて目にするような、なんとも不思議な趣を呈しているものが多い。それは石という堅固な素材だからこそもたらされるかたちともいえ、石そのものが持つ神秘性と相まって、ひときわ特異な存在感を放つ。

今回、真鶴の地からどのようなテーマを導き出し、小松石へと落とし込むのか。立ち現れるかたちに注目したい。

経歴

1982年 兵庫県生まれ
2004年 武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科 卒業
2006年 武蔵野美術大学 大学院造形研究科美術専攻彫刻コース 修了

個展

2005年 ガレリア・グラフィカbis(東京)
2008年 「ここらからそこまで」 村松画廊(東京)
「天気売り」 ヒノギャラリー(東京)
2011年 「白い家」 ヒノギャラリー(東京)
2012年 「broom」 switch point(東京)
2013年 「路上」 Plaza Gallery(東京)
2014年 「虎の子を渡す」 ヒノギャラリー(東京)
2017年 「そらみつ」 ヒノギャラリー(東京)
「長谷川さちの彫刻-レイライン」 平塚市美術館/神奈川 ~2018
2018年 「常設展:Because It's There」ヒノギャラリー/東京
「マルチバース」switch point/東京

グループ展

2005年 「金沢現代彫刻展 2005」 金沢市内/石川
「STONE SCULPTURE SYMPOSIUM」 ニュープリマス市内/ニュージーランド
「武蔵野美術大学卒業・修了制作優秀作品展」 武蔵野美術大学美術資料図書館/東京
2006年 「アートプログラム青梅 2006 緑化する感性-次世代の作家たちの変革-」東京都立農林高等学校講堂/東京
2007年 「FEILD OF NOW Sculptures」 洋協アートホール/東京
2010年 「2-305!! ムサビ助手展」 武蔵野美術大学2号館305教室/東京
2012年 「第5回柳瀬荘アート・教育プロジェクト《アートと対話》」 東京国立博物館柳 瀬荘/埼玉
「第10回アートプログラム青梅《存在を超えて》」 青梅市立美術館/東京
2013年 「ボトルシップラプソディー14の彫刻−インスタレーションの場を巡って(個展 形式)《路上》」 プラザギャラリー/東京
2014年 「第6回柳瀬荘アート・教育プロジェクト《アウェーゲーム −茶椀に勝てるか − 》」 東京国立博物館柳瀬荘/埼玉
2015年 「N+N展2015《The彫刻 − Nichigei彫刻の現在》」 練馬区立美術館/東京
「小さな星を探して」 星と森の詩美術館/新潟
2018年 「第7回柳瀬荘アート・教育プロジェクト」東京国立博物館柳瀬荘/埼玉
2019年 「空間に線を引く 彫刻とデッサン展」平塚市美術館/神奈川 他三館巡回
 新見隆企画「ゲーテの目 舞踏する眼差しⅠ 関根直子 長谷川さち」ギャラリ ー册/東京
「四次元を探しに ダリから現代へ」諸橋近代美術館/福島

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